ソプラノの吉田です。
この日は参加人数が少なく、5人での練習となりました。 曲は前回に引き続き、上田真樹の「酒頌」「海のあなたの」です。 今回は文節ごとにあえて区切って歌って見るという練習をしてみました! 区切って歌うと、しっかり息を使い切って歌うことを意識できるようになります。 どこで区切るかが意外と難しく、歌詞の意味を考えるきっかけにもなりました。 ソプラノは2曲とも高音が多く一つのフレーズも長いので、もっと上手く息を使えるように頑張りたいと思います。 練習後は毎回恒例の飲み会なのですが、参加率100%! 飲み会のためだけに来てくれる人も! 練習だけでなく飲み会の時間も大切にしているSMC。改めて良い団だなあと感じました(^^) もうすぐ12月ということで寒さも本格化してきますので、皆さま体調にお気をつけください。
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前回のわけさんのまるで村上春樹が降臨したかのような練習報告。
文才に衝撃を受けましたが、 私には書けそうにないので普通に書きます笑。 アルト のっこです。 11/12 西戸山生涯学習館にて。 私は20分遅れで参上。 いぐさの香り漂う和室にて、「時間」の譜読み中でした。 「時間」はSMC第1回目の演奏会で披露した、思い出の曲です。 こうやってまた歌えるメンバーが増えていくのが嬉しい。 (ちなみに「上田真樹」ってググると「ウェブ上の動画」の一番最初にSMCの時間出てきますね。すげえ。嬉しい。) 続いて同じく上田真樹さんの「酒頌」「海のあなたの」。 酒頌、男声版はよく聞きますが、 これは今年出た混声版です! これを歌いたくて今日の練習に来たようなもの。 女声も歌える。乾杯できる。やったあ。 2曲とも音取りが難しい部分もあり、 皆で意見を言いながら、 音のすり合わせ、 和音を合わせていくことを中心に 進めました。 旅館の一室のような、落ち着いた和室だったのですが、 メンバーの調子がいいのか部屋の響きがいいのか、 音が鳴ること鳴ること。 団長も思わずうなるほど。笑 歌っている側も、よく音を聞きながら 楽しくリラックスして歌えました。 駅から微妙に遠く、夜道は暗く、 場所を間違える団員もちらほらな 西戸山ですが、 思いがけずいい部屋ですね!来てよかった! 休憩時間にはお菓子を食べつつのんびり談笑。 早抜けする私のために休憩を切り上げて最後一曲歌わせてもらいました、ありがとう…。 私は8時ごろお暇したのですが、 9時まで練習にいたメンバーは 全員飲み会参加したそうです笑 最近飲み専門メンバーも入った、 合唱「だけ」じゃないSMC。 12月にある団内発表会(合唱に限らず、皆の好きなもの、やってみたいものを発表するイベント)でも、 皆のポテンシャルが見られそうで、楽しみです! その日の練習について語るとすれば、まずは僕の過去について少し話す必要がある。それは―少なくとも僕にとって―極めて切実で、繊細な想いを込めた曲に取り組んだ日なので、その経歴を話さなければ上手く練習報告を書くことができないからだ。
僕の周りにいる歌い手の多くがそうであるように、僕は学生の頃から歌を歌っていたが、僕は学生時代の音楽活動についていささかの心残りを抱えていた。 他人からしてみれば些細な問題かもしれないが、僕はそのことについて考えるたびに自分の選択が正しかったかどうか悩んでいた。それは眠れない夜に聞こえる時計の秒針のように、僕を苦しめた。 「君はどう思っているの?学生の頃、男声合唱しか取り組まなかったことについて」合唱を経験してきた同年代の多くの歌い手がかつて僕に聞いてきた。 「わからない。その代わり、好きな民謡曲や酒を頌える歌の魅力なら話せる。」僕はつまらなそうに質問に答えてきた。ほとんどの質問者は、混声合唱の自慢大会をしたいのだということを熟知していたからだ。 僕はまた知っていた。僕は男声合唱と同じくらい、混声合唱で上田真樹さんの酒頌を歌いたいと思っているということを。しかしそれが可能であるとしても、あるいは不可能であるとしても、もはや混声合唱で酒頌を歌うという事は僕の選択肢から既に無くなっていた。 11月8日、駅前の喫茶店で注文したロイヤルミルクティーにメイプルシロップをかき混ぜながら、僕は入団したばかりのSMCから連絡を受けた。 「今日の練習曲は、上田真樹さんの『酒頌』と『海のあなたの』です。」と団長は言った。 僕は迷わず、ノートパソコンにイヤホンを接続して、参考音源を聴き始めた。まるで初めからそうなることが分かっていたみたいに。 実際に一度歌ってみると、信じられないほど美しい音が鳴った。 僕はため息をついた。美しい旋律と重厚な和音には、ミルクティーにメイプルシロップを入れることが正解だったかどうかの検討を中断させるのに、あまりに十分すぎる、圧倒的な魅力があった。 「このメロディを歌いきることはディズニーランドで女の子を完璧にエスコートすることよりも難しい。でも、音程をもう少し正確に取るだけでこの曲の美しさは倍増する。君が好むと好まざるとに関わらずね。」 「わかるような気がする。」 隣で歌っていた洸君はそう言ったが、僕自身その本当の意味が理解できたのはずいぶん後の事だった。 僕たちは2時間の練習(それは5分のようでもあったし、1日中歌っていたようでもあった)を終えて、練習場の近くにある居酒屋に向かった。 その晩、僕たちは恋について話し合いながら、カシューナッツをつまみにオンザロックを一通り飲んだ。 |
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11月 2019
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